2011. 9. 8 入笠山
2011. 9. 8 入笠山
野の花 山の花 PHOTO GALLERY by K.Denda
エゾリンドウ 小さな写真は、クリックすると拡大してごらんいただけます
2011. 9. 8 入笠山(入笠湿原)
2011. 9. 8 入笠山
2011. 9. 8 伊那市高遠
2011. 9. 8 入笠山
エゾリンドウ リンドウ科 山・高山
山地〜亜高山の草地や湿地に生え、高さ30〜80cmになる。葉は対生し、長さ3〜8cmで、先がとがり、裏側は白っぽい。花は長さ3.5〜5cmで先が5裂し、5〜20個が茎の先と上部の葉腋につく。
リンドウの仲間はいずれもそうだが、日が当たるときだけ花弁の先の方が開く。しかし、この花はいっぱいには開かず、下段左の写真程度にしか開かない。「リンドウ」の花は茎の先にだけつくのがふつうだが、このエゾリンドウは節々に花がつく。花屋で切り花として売られているのはこのエゾリンドウの栽培品である。買ってきてもななかな花が開かないと思った方もいるだろうが、それはこの花がもつ本来の性質なのだ。
入笠山の入笠湿原では、これの群生を見ることができる。8月末ごろから、それまで群生していたサワギキョウが終わり、入れ替わりにエゾリンドウが咲き出すと、ほぼ花の季節は終わる。
ただ、今年は、夏以降に咲いたどの花にも、いつものような精彩がない。昨年はあの猛暑にもかかわらず、そんなことはなかったのに、どうしてだろうか。