2010. 8. 17 駒ヶ根市

野の花 山の花 PHOTO GALLERY by K.Denda

クサボタン 小さな写真は、クリックすると拡大してごらんいただけます

2011. 10. 10 鹿嶺高原

2011. 10. 10 鹿嶺高原

2010. 8. 22 鹿嶺高原

2010. 8. 22 鹿嶺高原

クサボタン キンポウゲ科 

 ボタンは「牡丹」である。ただし、花が似ているのではなく、葉の形が牡丹に似ているところからきた名である。同じキンポウゲ科のツル植物にボタンヅルというものがあるが、これも葉が牡丹に似ているところからついた名だ。

 山地の草地や林縁に生え、高さ1mほどになり、茎の下部は木質化する。長い柄のある3出複葉の葉が対生する。小葉長さ4〜10cmで、浅く3裂し、先はとがる。

 8〜10月、茎の先や葉腋に多数の花を集散状につける。淡紫色の花弁のように見えるのは4個の萼片で、開くと先がクルリと反り返る。萼片の外側には絹毛がある。
 花後、写真のような種子ができ、逆光に光るさまは美しいが、遠くから見ただけでは、同じセンニンソウ属のセンニンソウ、前述のクサボタンなどと区別がつかない(近寄れば、この2つはツル性の植物なのですぐにわかるが)。

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