2010. 9. 26 仙丈ヶ岳

2011. 10. 7 木曽駒ヶ岳

野の花 山の花 PHOTO GALLERY by K.Denda

ウラシマツツジ(紅葉) 小さな写真は、クリックすると拡大してごらんいただけます

2011. 10. 7 木曽駒ヶ岳

2010. 9. 26 仙丈ヶ岳

2010. 9. 26 仙丈ヶ岳

ウラシマツツジ ツツジ科 高山

 「ウラシマ」は浦島ではなく、「裏縞」で、この葉の裏が白っぽく、網のような脈が目立つことによる。

 高山帯の礫地や、乾いた草地に生える落葉矮性低木で、高さ2〜5cmになる。葉は、長さ3〜7cmのヘラ形で先は円形、基部は次第に細くなって葉柄に続く。やや厚めで、網のような葉脈がよく目立つ。

 6〜7月、新しい葉が伸びる前に、クリーム色の壺形の花をつける。しかし、この植物が最も目立つのは、紅葉の時期である。同じような場所で紅葉するツツジ科の植物のなかでも最も葉が大きく、鮮やかで美しい。
 今年の木曽駒ヶ岳・千畳敷カールの紅葉は、美しく色づく前に寒さのために葉が枯れて残念なことになってしまった。だが、寒さに強いウラシマツツジは、いつもどおりの鮮やかな美しさを見せてくれた(ただし、ウラシマツツジは尾根筋に多いが、千畳敷カール内ではほとんど見られない)。

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ウラシマツツジ9063