② 2008. 6. 7 飯盛山
③ 2008. 6. 7 飯盛山
野の花 山の花 PHOTO GALLERY by K.Denda
バッコヤナギ 小さな写真は、クリックすると拡大してごらんいただけます
① 2012. 4. 13 伊那市高遠
④ 2012. 4. 13 伊那市高遠
2011. 9. 8 伊那市高遠
⑤ 2011. 4. 15 伊那市
バッコヤナギ ヤナギ科 山
山地や丘陵などの、日当たりのよく乾き気味のところに生える落葉高木。高さは5〜10m、大きいものは15mほどになる。別名をヤマネコヤナギというとおり、花はネコヤナギに似ている。ただし、ネコヤナギは、別名カワヤナギというように水辺に生え、高さ50cm〜3mほどの落葉低木である。
樹皮は暗灰色で、古くなると縦の裂け目ができる。丈夫なので縄のように縛ったりするのに使う。もう20年ほど前のことになるが、新潟県の山で、採った大量のゼンマイを(多分)この枝と樹皮だけで縛り、山を下りてくる一団に出会ったことがある。布で編んだような背負いひも以外はいっさい人工物を使わない、まことに見事なものであった。
葉は互生し、長さ8〜15cmの長楕円形で先がとがり、表面はやや光沢があり、裏面は粉白色で白い綿毛が密生する。
3〜4月、葉に先立って尾状の花序を多数つける。花序には雄花序と雌花序がある。4〜5月、種子が熟すると白い綿毛に包まれ、風にのって空中を飛ぶ。