② 2010. 5. 1 景信山
野の花 山の花 PHOTO GALLERY by K.Denda
ムラサキケマン 小さな写真は、クリックすると拡大してごらんいただけます
① 2012. 4. 11 日野市
③ 2010. 5. 1 景信山
④ 2008. 4. 22 町田市
⑤ 2010. 4. 29 日野市
ムラサキケマン ケシ科 野・山
別名ヤブケマン。ケマン(華鬘)は、仏堂内陣の欄間などにかける装飾で花鳥などを透かし彫りにしたもののこと。総状にたくさん咲く花を華鬘に見立てたもの。平地から低山の、少し湿り気のあるところを好んで生え、高さ20〜50cmになる。葉は2〜3回、羽状に細かく切れ込む。
4〜6月、茎の上部に長さ1.2〜1.8cmの紅紫色の花を密につける。花弁は4個で、外側の2個の花弁のうち上側のもののうしろが距になってつきだす。果実は柄の先に下向きに曲がってつき(写真⑤)、熟すると果皮がはじけて黒い種子をとばす。
近縁種に、黄色い花をつけるミヤマキケマンがある。山に向かって歩いていると、はじめはムラサキケマンだけがあり、次第にミヤマキケマンが混じるようになって、さらに行くとミヤマキケマンだけになる。ただし、「ミヤマ」の名はついているが、あまり標高の高いところにはない。