⑥ 2007. 7. 26 大蔵高丸

⑧ 2009. 6. 7 日野市

② 2010. 6. 9 伊那市

野の花 山の花 PHOTO GALLERY by K.Denda

ヤマホタルブクロ 小さな写真は、クリックすると拡大してごらんいただけます

① 2012. 6. 18 伊那市

③ 2012. 6. 18 伊那市

④ 2011. 7. 26 伊那市長谷

⑤ 2007. 7. 24 大菩薩嶺

ヤマホタルブクロ キキョウ科 

 名は山蛍袋。蛍袋は、この花のなかにつかまえた蛍を入れてもって帰るのでこの名があると説明されることが多い(これは牧野富太郎博士以来らしい)が、なんとなく嘘っぽい(同じように、チダケサシの名が、山でとったチダケ(乳茸)というキノコをこの茎にさして持ち帰るのに使ったからという説があるが、ほかに適当なものもあろうのに、なぜチダケサシにさしたのか、私にはどうも納得がいかない)。これは、名著『植物名の由来』(中村浩著、1980年、東京書籍)にあるように、むかし提灯のことをホタル(火垂る)とか火垂る袋とかいい、この花の形を提灯に見立てた名であるとするのが正しいと思う。

 ところで、ふつうにホタルブクロといっているものには2種類がある。ホタルブクロとヤマホタルブクロである。いずれも山野の草地や林縁などに生える多年草で、高さ50cmほどになる。個のうち、ヤマホタルブクロは日本では本州のみに生え、平地からかなりの高山にまで分布する。

 6〜7月、茎の上部に長さ4〜5cmの淡紅紫色または白色の鐘形の花を下向きにつける。ホタルブクロとヤマホタルブクロはよく似ているが、萼裂片の基部がプクリと盛り上がっているの(写真②)がヤマホタルブクロ、強く反り返っているの(写真⑧)がホタルブクロである。

ヤマホタルブクロ4073

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⑦ 2012. 6. 18 伊那市