② 2012. 9. 8 瑞牆山
野の花 山の花 PHOTO GALLERY by K.Denda
ヤマブキショウマ 小さな写真は、クリックすると拡大してごらんいただけます
① 2013. 7. 19 伊那市長谷
③ 2009. 7. 20 入笠山
④ 2012. 9. 8 瑞牆山
⑤ 2013. 6. 27 高烏谷山
ヤマブキショウマ バラ科 山・高山
「ショウマ(升麻)」の名はもともとキンポウゲ科サラシナショウマ属の種につけられたものだそうだが、花や葉の形、また全体の印象が似ているために、他の科の植物にもショウマの名をもつものは多い。キンポウゲ科のサラシナショウマやイヌショウマ、オオバショウマなどのほかには、ユキノシタ科のトリアシショウマやアカショウマ、バラ科のヤマブキショウマ、メギ科のレンゲショウマやトガクシショウマなどである。
このうち、見分けが難しいのが、トリアシショウマ、アカショウマ、ヤマブキショウマの3種である。7月の花にこの3つを並べはしたが、ここに掲載する写真が、たしかにその種のものであるかは、必ずしも自信があるわけではないことをお断りしておく。
ヤマブキショウマは、北海道〜九州の低山帯〜高山帯の林縁、草地、岩場などに生え、高さ30cm〜1mになる(高山では30cmほど)。葉は2回3出複葉で、小葉は長さ3〜10cmの卵形で、先は尾状に長くのびる。名の由来のとおり、小葉の葉脈がはっきりしており、鋸歯が大きく明瞭で、ヤマブキの葉に似ている。
6〜8月、茎の先や上部の葉の葉腋からでた花序に白い小さな花を多数つける。雌雄別株。雌花の花序はほっそりしているが、雄花の花序はふさふさとした感じで太い。
⑥ 2013. 6. 29 箕輪町