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速 報

木曽駒ヶ岳の高山植物

7月9日、梅雨の晴れ間をねらって木曽駒ヶ岳に行ってきました。
今年の雪は、冬の間はむしろ少なめだったのですが、春近くになってからたくさん降ったために、千畳敷カールをはじめ東面には例年よりもたくさんの雪が残っています。
そのため、千畳敷駅から千畳敷カールをめぐる道や、極楽平への登りの花は、だいぶ遅れ気味です。
といっても、雪が消えるとそれを待ちかねていたように成長するのが高山の植物です。
また、稜線に出るとそこは例年とかわりなく、いつもどおりに、たくさんの花を見ることができました。

① ロープウェイ千畳敷駅から見る千畳敷カール。例年よりもずっを残雪が多い。千畳敷カール内の道はまだほとんどが雪の下(2012.. 7. 9)

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② ロープウェイ千畳敷駅から極楽平への登路を望む。道は左の雪田までトラバース気味に登り、そこから右へ行き、右上端のあたりで稜線に出る

③ 昨年7月12日の千畳敷カール

④ 昨年7月15日の極楽平への登路

⑤ 稜線には雪はない。雪田の手前の鞍部が極楽平(2012.. 7. 9)

 ①、②は今年の写真、③、④はほぼ同じ場所を写した昨年の写真である。昨年とはまったく違い、今年の千畳敷カール内の遊歩道は、まだ大半が雪の下だ。また、極楽平への登りもまだ半分は雪に覆われている。
 しかし、稜線に出ると(写真⑤)雪はない。花の咲き方は、例年とほぼ同じか、むしろ少し早いぐらいである。